2022年08月16日 09:58

デジタルカレッジKAGA(通称:DCK)は、用途別の実証実験フィールドの手配やドローン技術者のマッチングなどを行う「ドローンコンプレックスKAGA」の提供を開始する。

DCKは、加賀市内外のテクノロジー人材の育成を行い、実証実験の受け皿となる仕組み。世界情勢と最先端技術を俯瞰し、新産業の担い手となるデジタル人財が育つ環境を継続的に提供することで、「北陸の地に新たな社会の礎を築く」ことを目標としている。

「ドローンコンプレックスKAGA」は、ドローンや空飛ぶクルマなどの空のモビリティ、また、広くはMaaSと呼ばれる、自動運転車や次世代モビリティの実証実験に必要なフィールドや周辺サービスをワンストップで提供する。この背景として、「航空法等の一部を改正する法律」が12月に施行を控えており、第三者上空の目視外飛行(レベル4飛行)の実現に向けて各所で制度や規制の整備が進められていることが挙げられる。これに伴い、用途別の様々な実証実験ができる場所が必要になると考えられる。「ドローンコンプレックスKAGA」では、自治体全域を対象としたドローンや実証実験を行う環境の提案をワンストップで行う。自治体全域を複合的なフィールド(コンプレックス)とみなして実証実験の提案や誘致を行うのは全国でも稀有な取り組みだと考えられる。また、それに併せて、ドローン運用者だけではなく、ドローンの開発や自律制御のプログラミングができるエンジニアの育成をDCKで開始。この取り組みも「ドローンコンプレックスKAGA」の中でさらに進展させていく。

ドローンコンプレックスKAGA