2022年08月16日 09:55

NHKエンタープライズは、第三回 古典芸能を未来へ~至高の芸と継承者~「長唄」を8月30日に国立劇場で開催する。

「古典芸能を未来へ~至高の芸と継承者~」は、日本の古典芸能を支援してきたNHKエンタープライズが、「芸の真髄」シリーズにかわり、かけがえのない古典芸能を過去から現代、現代から未来へとつなげていくシリーズ。古典芸能にとって最も大切なことは芸の継承だ。どんなにその芸が良くても継承が上手くできないと、その芸能は途絶えてしまう。長い時間を掛けて研鑽を重ね、ようやく修得した自分の芸を次の世代に受け渡していく。その積み重ねによって、古典芸能は存続し、輝き続けることができる。伝統の芸をしっかりと受け継ぎ、大切な日本文化としての古典芸能を今の時代に、そして未来に生かす、世代を超えた芸の継承と広がりを披露する。

長唄は日本を代表する古典芸能。歌舞伎の音楽として、芝居の題材や時代のニーズに合わせて、日本のあらゆるジャンルの音楽要素を吸収しながら発達した文字どおり日本の伝統音楽の集大成だ。人間国宝・杵屋勝国さんの長唄の至高の芸と、その芸を受け継ぎ、次代の長唄を担う杵勝会の若手が芸の継承を披露する。そして、ファッションデザイナーのコシノヒロコさんの描くモダンアートの舞台美術が古典に新風を吹き込む。さらに、特別ゲストとして当代一の女形の人間国宝・坂東玉三郎丈が長唄の名曲「高尾懺悔」を舞い舞台に華を添える。

入場料は、SS席1万5000円、S席1万2000円、1等A席9000円、1等B席7000円、2等席5000円。日程は8月30日17時開演。会場は国立劇場大劇場。

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