2022年08月03日 16:12

香川県・小豆島のMeiPAM(小豆島ヘルシーランド)では、地元民ならではの目線で編集した観光周遊ガイドブック「小豆島ローカルトラベルガイド」冊子(A5版・32ページ)を制作。7月中旬に島内外の観光施設・宿泊施設などへ配布を開始したところ、配布直後より増刷が決定、累計で1万部発行することになった。

小豆島町は、2021年版「世界の持続可能な観光地TOP100選」に選ばれている。持続可能な観光とは「訪問客、業界、環境および訪問客を受け入れるコミュニティのニーズに対応しつつ、現在および将来の経済、社会、環境への影響を十分に考慮する観光」。地域コミュニティに配慮した観光地経営をしていくことが重要となっている。これらを踏まえ本ガイドは、「持続可能な観光につながる、訪問者と地域コミュニティとの橋渡し」をコンセプトとして制作された。

特に2022年は、瀬戸内国際芸術祭をきっかけに来島した旅行者に、小豆島観光も十分に楽しんでもらいたいという発想が基本に。旅行雑誌などにも紹介されないような地元のスーパーや歴史ある雑貨店、老舗の定食屋などを紹介した。お店の人とのふれあいを通じて「またこの島に帰ってきたい」と感じてもらえるような、「観光ロイヤルティ」向上を目指している。

このガイドブックは、小豆島島内の観光施設・交通事業社・カフェなど、合計40カ所に無料配布。また瀬戸内国際芸術祭での利便性向上も視野に入れ、香川県・岡山県下のホテルなどの宿泊施設や店舗合計156カ所にも無償提供した。