2022年07月28日 12:00

誠文堂新光社は、8月16日、「SNS別最新著作権入門」を発売する。

本書は、身近な法律を「中学生にもわかる」ように噛み砕くYouTuber弁護士、井上拓さんが、自身の経験を生かし、SNSにまつわる著作権まわりの知識と事例解説を整理して一冊にまとめた。なにがアウトで、なにがセーフなのか、それはどのような法解釈によって決められているのか、この本を読めばよくわかる。多くの炎上案件が発生する昨今、著作権周りの理解があいまいで困るのはクリエイターだけではない。お店や企業アカウントを運営する人、SNSを積極的に仕事に生かしたいすべての人にとって、必須のITリテラシーと言える。

基本の解説が法律書の中では群を抜いてわかりやすい本書だが、SNS毎によくある身近な事例を数多く解説しているのも新しい試み。「アイコンにタレント使用OK?」「ネタバレは違法になる?」「ゲーム実況はグレー?」「歌ってみたがOKの理由は?」「建築物の写り込みは大丈夫?」など、誰もが気になる項目について、どのような法解釈によって判断されるのか詳しく深掘りしている。また著作権法は時代に合わせて度々改正されている。例えば2020年の改正で、いわゆる写り込みの制限規定が大きく変わった。SNS利用にとってどんな影響があるのかにきちんと触れていることも、頼れるポイントだ。

定価は1760円(税込)。発売日は8月16日。

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