2022年07月20日 19:53

山谷産業(ECサイト:村の鍛冶屋)は鹿革製品の制作・販売を手掛けるおぜしかプロジェクトの協力のもと、廃棄される鹿革を使用したアウトドア用レザーアイテムをリリースした。
近年尾瀬の麓、福島県南会津町では鹿による食害が深刻化。多い年には年間約2000頭もの鹿が、有害獣として駆除されている。放射線量等の問題が解決しないなか、食肉に活用することができず、未だにほとんどの命が廃棄されている。コラボ商品を販売することで現状をユーザーに知ってもらい、また鹿革を使用することで大切な命を少しでも活用できればと考えている。
三条市と南会津町。一見関わりがないように思えるが江戸時代から明治時代にかけて二拠点を結ぶ重要な街道として八十里越街道が設けられ、物資や人の行き来が行われていた。八十里越の由来は諸説あるが雪深く、過酷な山道として知られ、一里が十里にも感じられることから八十里越と呼んだとのこと。現在一部区間は通行不能となっているが改築が進められ2026年開通予定。人々が行き交うことで由緒ある三条と南会津の関係が再び活発になった。
山谷産業はSDGs活動を推進しており、今回のコラボ製品の製造・販売を通じてSDGsの開発目標「15.陸の豊かさも守ろう」をターゲットに、持続可能な方法で鹿革を利用することで社会に貢献する。
「おぜしかプロジェクト×村の鍛冶屋」両刃黒打鞘鉈藤乃鉈は、鹿革ナタケースつき。5寸150mmは1万7540円(税抜)。5.5寸165mmは1万8240円(税抜)。6寸180mmは1万8940円(税抜)となる。