2022年07月06日 16:41

竹製のアメニティでホテル業界へ本格参入したアステップは、実際に竹歯ブラシを導入した北海道のホテルと協力し、宿泊客の反応を調査。また、歯科研究医へ協力を依頼し、同社の竹歯ブラシ使用時の口腔衛生試験を実施、その結果が歯科学会にて発表された。

宿泊客の8割が持ち帰った「BambooOne」の竹歯ブラシ。アステップでは、発表当初より竹歯ブラシを箱入りで販売している。これは、箱に入れることで宿泊客が使用後に持ち帰りやすいようにした工夫。そして狙い通り、アステップの竹歯ブラシを導入したホテルでは、宿泊客の実に8割が歯ブラシを持ち帰る結果となった。

当然ながら、宿泊客が歯ブラシを持ち帰ってくれれば、ホテル側のごみは削減されることに。また箱だけでなく、「竹の歯ブラシ」という素材も環境にやさしく、ホテル側のイメージアップにもつながっている。宿泊客からは「使い捨てるのが勿体ない」「見た目も可愛らしく持ち帰りました」などの声が届いているという。また持ち帰った宿泊客も、プラスチックごみにならない歯ブラシを手に入れられ、双方にメリットが有る。

加えて同社では、歯科研究医の有川量崇教授(日本大学)へ協力を依頼して、竹歯ブラシ・プラスチック・バイオマスプラの3種類で、歯ブラシ使用後の口腔細菌の増殖について実験を行なった。実験により、「BambooOne」の竹歯ブラシはプラスチック等の歯ブラシと同様の清潔さを保つことが科学的に証明された。