2022年06月29日 19:50

東京地下鉄は、利用者により安心して地下鉄を利用してもらうため、2021年7月から東京メトロmy!アプリで号車ごとのリアルタイム混雑状況を配信している。6月29日から新たに日比谷線・半蔵門線での配信を開始する。これにより銀座線、丸ノ内線、東西線、千代田線、有楽町線、副都心線を含め、計8路線での配信となる。

デプスカメラと人工知能(AI)を用いた列車混雑計測システムは、鉄道事業者では東京メトロのみで導入しており、第14回日本鉄道技術協会坂田記念賞優秀賞を受賞した。本システムを活用し、東京メトロmy!アプリにて、リアルタイムの車内の混雑状況とその列車のその後の混雑変化をリアルタイムに予測した混雑予測情報を号車ごとに提供している。

到着する列車のリアルタイムな混雑状況を確認するだけでなく、その先の乗車する区間の混雑予測を考慮し、他の号車への乗車を選択する等、「快適なご利用」にも活用できる。また、ラッシュ時間帯等の混雑を避けるためだけでなく、「座ることができる号車の確認」に活用することも可能だ。昨年7月の配信開始以降、リアルタイム混雑状況を確認された回数は約130万回となり、多くの人々に利用されている。

日比谷線・半蔵門線の号車ごとのリアルタイム混雑状況配信開始日は、629日。列車走行位置画面の列車アイコンをタップすることで、リアルタイムに実測した混雑状況と、その値を用いて予測したその列車のその後の混雑予測情報を号車ごとに4段階で確認することができる。

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