2022年06月28日 19:46

「総合プロダクション」ゴーゴープロダクションは、着ぐるみの安全性とエンターテインメントの両立を実現する多孔性着ぐるみ骨格「スースーヘッド(R)」について国内特許を取得。6月29日~7月1日に東京ビッグサイトで開催される第9回イベント総合EXPOに出展し、本製品を展示する。

半世紀以上にわたり着ぐるみ(主に頭部)の骨格素材は、FRP(繊維強化プラスチック)・EPS(発泡スチロール)・発泡ポリエチレンで成型されている。いずれも丈夫で軽く適度な弾力性を有し、なにより少量生産に適した素材であることから、着ぐるみ黎明期より採用されてきた。ただ、これらは通気性がなく断熱効果に優れているため熱中症リスクが高い素材でもある。そのため、現場レベルでは様々な予防や対策を講じてきたが、着ぐるみ製品自体が根本的な解決に繋がる仕様は存在しなかった。

同社では、設立当初から掲げる製作理念と蓄積された高い製作技術を駆使して、アクターの安全とエンターテインメントの両立を実現する「スースーヘッド(R)」を開発した。

本製品は、ABSシートをパンチング加工した素材で、着ぐるみの骨格を構築。そのことにより、透湿性(湿度↓)・放熱性(温度↓)・換気性(二酸化炭素濃度↓)を有することで、熱中症対策となる。また、軽量性(FRP製の従来品→40%減)や通音性が向上することで、操演やコミュニケーション能力のUPにも繋がる、世界初の技術となる。詳しくはこちら