2022年06月24日 12:03

秋田県にかほ市は、6月より同市の「空き家情報バンク」にて、県内で初めてVR内見コンテンツを導入した。

秋田県にかほ市では、市内における空き家の有効活用と移住・定住促進による地域の活性化を図るため、市の移住支援ポータルサイト「にかほーむ」内に「空き家情報バンク」を掲載し、将来的にも使用する予定のない空き家を貸したい/売りたい人と、空き家を利用/購入したい人(移住希望者)とのマッチングを行なっている。コロナ禍において、空き家の購入検討者からは「現地に行って内見したいが、コロナが落ち着いたら行きたい」といった声も挙がっていたが、今回の360°VR内見コンテンツの導入により、現地に足を運ぶことなく実際の内見により近い内見が可能となり、成約率向上や、写真と実際とのギャップで生じるミスマッチの予防に期待を寄せている。オンライン面談時、双方で画面を操作しながら話ができる点においても大きなメリットとなることが見込まれている。

また空き家情報バンクでの導入と同時に、移住希望者に貸し出しを行なっている「移住者支援住宅」および「お試し移住体験住宅」、についても360°VR内見ページを「にかほーむ」内に設置、市営住宅のVR内見情報もTwitterで発信中。移住希望者がより利用しやすいサービスの提供に努めている。にかほ市は「子ども・子育てに寄り添うまち」として子育て支援制度・子育て環境の整備に取り組んでおり、今回のVRコンテンツ導入は、忙しい子育て世代が現地訪問することなく、オンラインで気軽に住まいを検討してもらう機会としての活用も見込んでいる。

空き家情報バンク