2022年06月24日 09:34
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I-レジリエンスは、6月23日、JX通信社と連携し、防災科学技術研究所(防災科研)の研究開発成果である「大雨の稀さ情報」の試験配信を開始する。

防災科研では、「科学技術・イノベーション創出の活性化に関する法律」の改正を受け、2021年11月に防災科研の研究開発成果や知見、ビッグデータの社会実装の推進を目的として、民間企業4社とともにI-レジリエンスに出資、設立をした。I-レジリエンスでは中核となる事業のひとつとして「レジリエントDX」事業を進めており、今回デジタル技術を活用し、防災にまつわる情報を一元的に収集・配信するためのプラットフォームである「IRIN」を活用した共創の第一弾として、防災科研の研究開発成果である「大雨の稀さ情報」について、JX通信社と連携し、同社が運営するAIを駆使して全国のリスク情報を抽出・即時配信するリスク情報SaaS「FASTALERT」を通じて試験配信を開始する。

防災科研では、近年の豪雨による災害の多発を受け、より具体的な避難行動を促すため、「大雨の稀さ」データの研究開発を進めてきた。大雨の稀さとは、再現期間という表現を使って観測された降水量が平均して何年に一度くらいの確率で起こるかを表すもの。通常、インフラの設計には、これまでを大きく上回る稀な大雨は想定されていないケースが多く、その施設の対応能力を超えてしまう可能性がある。災害が起こる恐れ(危険度)の度合いは、雨量そのものよりもその地域にとってどれくらい稀な大雨であるかの方がより重要な情報になると考えられる。

FASTALERT / I-レジリエンス