2022年06月23日 15:34

NADiff a/p/a/r/t」は、ドローイングの新たな研究・対話・実践のためのプラットフォーム「Drawing Tube(ドローイングチューブ)」から刊行される作品集「Signals」の出版記念展を開催する。

Drawing Tubeは、ドローイングの可能性を、新たな地平から再考する国際的プラットフォーム。東京を拠点とする鈴木ヒラクさんと、ドイツを拠点とする中原一樹さんを中心としたメンバーで運営している。コロナウィルスによるパンデミックをきっかけに、世界中の様々な環境の下で制作を続けるアーティスト達と「Signals」というプロジェクトを開始。2020 年春からの約2年間に30組、31名が参加し、非常事態下におけるそれぞれのヴィジョンや思考を、イメージと短いテキストという形式で共有した。

この度刊行される「Signals」は、そのアーカイヴであり、ある時代の転換期においてアーティスト達が日常の中で手や目を動かした、小さな軌跡の集合体。出版に際し、ドイツ人キュレーターのヤン・フィリップ・フリューゾルゲさんによる「危機の時代のドローイング」を問うテキストが加わった。

今回の出版記念展には、プロジェクトに参加した作家のうち17名の小型ドローイング作品を展示。会期中の7月10日には、鈴木ヒラクさん・中原一樹さんのトークイベントを開催する。詳しくはこちら