2022年06月09日 12:02
上田商会は、低炭素型の「エシカルコンクリートTUTUMU（つつむ）」を使用したコンクリート製品の販売を、6月9日より開始する。
「エシカルコンクリートTUTUMU」は、通常のコンクリートに比べセメント使用量を削減し、産業副産物であるフライアッシュや高炉スラグ微粉末を使用したコンクリート。一般的なセメントを使用したコンクリート製品に比べて、材料由来の二酸化炭素排出量が平均41％、1トンあたり約50kg削減される。また、強度・耐久性においては通常のコンクリート製品よりも向上する。
上田商会では、「エシカルコンクリートTUTUMU」を通常のコンクリート製品と同価格で提供。再生骨材の利用も視野に入れており、天然資源の枯渇リスクに対応していく考えだ。今後は一定の基準を満たしたコンクリート製品から順次「エシカルコンクリートTUTUMU」製にリニューアルし、将来的には全てのコンクリート製品に「エシカルコンクリートTUTUMU」を用いる予定。これにより、同社のコンクリート製品を使用する全ての顧客が、環境負荷低減に寄与することが可能となる。同社は、「エシカルコンクリートTUTUMU」の普及を通じて、サスティナブルな社会の実現に向けた取り組みを実行していく。
また同日、コンサドーレとクラブパートナー契約を締結。「エシカルコンクリートTUTUMU」で製造されたコンクリート製品の売上の一部を、北海道コンサドーレ札幌のSDGsプロジェクト「PASS」へ寄付する。
