2022年06月06日 15:00

徳島県は、「とくしま林業アカデミー」第8期研修生の募集を6月1日から開始した。

徳島県では、豊かな森林資源を背景に、2016年より「とくしま林業アカデミー」を開講し、高いスキルと意欲ある林業人材を育成しており、第1~6期生の林業就業率100%と高い実績をあげている。2023年4月には、急峻な林業現場を再現することができる伐木訓練装置や労働災害体験VRシミュレーターなど、最新のDX研修機器を備えた新たな「安全実技研修棟」がオープン。徳島県は、森林・林業を核とした地方創生の実現を目指す「スマート林業プロジェクト」を立ち上げ、担い手の育成や高性能林業機械の導入などにより、2028年度の「素材生産量70万立方メートル」を目標に取組を進めている。

これまでも、素材生産や植林事業の増大などを背景に、研修生への求人倍率は、開講以来、常に3倍を超えていたが、木材業界からは安定的な県産材供給の声が高まっており、更なる担い手の育成が求められている。こうしたことから、林業・木材産業関係者の人々の強い要望をしっかりと受け止め、第8期研修生の募集については、定員を、これまでの20名から10名増の30名に拡大し、募集を開始する。

受験費用等は、試験費用、入学金、入学後研修費用、各無料(個人の所有物となるもの等を除く)。研修期間は1年間(2023年4月1日~2024年3月31日)。募集期間は6月1日~2023年1月27日。

とくしま林業アカデミー