2022年06月03日 16:08

セガ エックスディーと東京都ビジネスサービスは、事業者が障がい者雇用における課題や悩みを解決するための社内研修用ボードゲームを共同開発した。

障がい者雇用に対して積極的な活動が求められているなか、企業側には、配慮すべきポイントがわからない、障がい者には、合理的配慮をしてくれるかなどの不安がある。そこで両社は、障がい者がより自立することができ、社会参加を促すことができる社会を目指し、企業の人事・総務や担当者が社内研修で障がい者の理解を深めることができるボードゲームを、共同で企画・開発した。

社内研修ボードゲーム「ズバリ 気配り アニマッチ」は、新入生プレイヤーと先輩プレイヤーに分かれ、参加者はそれぞれのキャラクターになりきる。新入生は、先輩プレイヤーにさまざまな係の仕事を「仕事カード」から選んでもらい体験。仕事を体験する中で、新入生プレイヤーは先輩プレイヤーによる合理的配慮を、点数によって評価する。自分への理解が高いとボードのマス目を進めることができ、最終的に生徒会入会を目指す。ポイントは、新入生プレイヤーに「楽しんで仕事をしてもらえたか」と「よく理解してあげられたか」。

ゲームを通じて、個性を尊重し、相手を理解し合理的配慮を実行する事の大切さを学ぶことができる。事業者に障がい者雇用促進のための社内研修ボードゲームを導入してもらうことで、わかりやすく楽しみながら障がい者への理解が深まり、よりよい雇用関係を築く機会を得ることができる。