東京・渋谷PARCOの「ほぼ日曜日」で大盛況のなか閉幕した「大嘘博物館　カプセルトイ2億年の歴史」が、梅田ロフトに巡回する。映像作家・藤井亮さんがプロデュースするこの博物館では、展示物のすべてが「嘘」でできており、東京では約1万人もが、嘘しかない世界をたのしんだ。

この博物館に並ぶ展示品は、藤井亮さんによって生み出された嘘の作品。今回の嘘のテーマは「カプセルトイ」。フェイク、ファンタジー、SF…ロマンあふれるカプセルトイの歴史は「古代」「近代」「未来」へ。「カプセルトイには２億年の歴史が！」「頭にカプセルをのせた恐竜の化石！」などなど驚きの宝物が会場にずらり。

門をくぐればそこに、古（いにしえ）より受け継がれる貴重な出土品の数々が広がる。原初より人類とカプセルトイの密接な関係を示した石板など、ロマンあふれる「古代」の展示品が並ぶとともに、歴史的大発見も。「近代ゾーン」では、「ガチャファイター廻（めぐる）」の栄枯盛衰を再現。そのほか、1980年代の日本におけるガチャ関連アイテムやグッズも展示。「未来ゾーン」では、カプセルトイの発展がもたらす、大いなる危険に警鐘を鳴らす。

時代をめぐり、さらには本館でしか体験できないカプセルトイの「闇」の歴史にも迫る。大阪会場限定で、藤井亮さんが特別な展示物も用意。会期は6月10日～7月10日。詳しくはこちら。