2022年05月24日 18:57
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「処方箋なしで病院の薬が買える」というキャッチコピーで、医療用の医薬品の一部を「処方箋なし」で直接販売する『零売』というサービスに取り組む、オオギ薬局。このたび新店舗「池袋店」「渋谷店」がオープンする。

病院の薬=医療用医薬品のおよそ半数は、一定の条件を満たせば、薬局での直接販売が可能(業界用語でその販売形態を「零売」、また、それを主な事業として運営する薬局は「零売薬局」と言われる)。ただし、医療保険の適応にならず自費になる、通販不可・薬剤師での対面での販売、個人使用として必要分に限る、必要に応じて医療機関受診を勧めるなどの条件がある。

オオギ薬局は、2015年に東京都内で初の、零売を主な事業とする薬局として創業した。忙しくなかなか病院に行く時間がない、特定の薬で調子がいいのに入手できないなどさまざまな事情で、必要な医薬品が入手できないという方の選択肢のひとつとして、この販売形態を提案している。2020年には恵比寿店、2021年には新宿店、2022年に蒲田店、池袋店、渋谷店がオープン。神田本店を本部とし、フランチャイズ(FC)として展開、各店舗共通の会員制となり、全店舗で相互に利可能。

昨今の国の医療費の増大の問題や、新型コロナウイルスなど医療をとりまく環境は大きく変化。そうした中で、こうした領域に注目が集まっている。新しい医療の選択肢のひとつとしてこの零売事業を必要とする多くの人の力になれるよう、まだ認知度も低いこの形態の適切な運用、啓蒙、店舗展開の方向性を探していく。