2022年05月24日 18:54

ベネッセこども基金とニューメディア開発協会は、2022年度の共同プロジェクトとして、「病気療養の子どもがアバターロボットで学校生活に参加し『笑顔』になる。学び、体験のモデル拠点校支援事業」を実施する。

プロジェクトでは、両者が、互いのノウハウと課題を共有し、各種利用シーンでの成功事例を継続的に創出していけるモデル拠点校を選出。活動の中では今後活用が期待されているメタバースでの「子どもたちの新しいコミュニケーション」についても試行・実証を行う。

本プロジェクトでは、病気療養などの子どもたちが、院内学級や病室、自宅から気兼ねなく学校生活に参加するための手段として、アバターロボットを活用。iPresenceの各種アバターロボットを使うことで、離れた場所からでも、自分の意思で「自分で視点を変えて、教室内の見たい方向を自由に見ることができる」ことを可能にした。自分の分身をアバターとして表示することで、休み時間に友だちと話すことを楽しんだり、子どもたちの笑顔を増やすことが可能になる。

さらにメタバース(電子空間)を使うことで、他のクラスメイトたちと同じ条件で同じ空間に参加することが可能に。療養中の自分が、教室を自由に動き回る自分として学校生活を楽しむことができるようになる。なおこれらの取り組みの進捗報告として、2022年11月と2023年3月に報告会を予定。またプロジェクトの概要と講演会を兼ねた共同プロジェクト発表会を、5月27日にオンラインで開催する。申し込みはこちら(Peatix)