2022年05月23日 09:08

チカクは、福岡県内で医療法人や社会福祉法人を運営する豊資会グループの協力のもと、4つの介護施設にて、チカクのテレビ電話を活用したオンライン面会の実証実験を5月21日より開始する。

チカクは「シニア・ファースト」を掲げるエイジテック企業。同社のテレビ電話は、ネット環境の設定が一切不要で、ITが苦手な高齢者でも自宅のテレビで簡単にテレビ電話ができるサービスだ。同社のテレビ電話を活用した実証実験は、住宅型有料老人ホーム、サ高住、ケアハウス、グループホームでは全国初の取組みとなる。

福岡県のコロナウイルス新規陽性者数は、現在も1000~2000人規模で依然として高い水準にあり、感染拡大防止の観点から、入居者と家族等の面会を制限している介護施設も多くある。豊資会でも施設内での面会を制限しており、タブレット等の機器を活用して、入居者と家族間でのオンライン面会の実施をしていたが、入居者及び家族の双方でこうした機器を使いこなせない等の課題があり、なかなか普及できずにいた。そこで、今回の実証実験では、高齢者向けテクノロジー(エイジテック)を活用することで、入居者の生活の質(QOL)と満足度を高め、さらには職員の負担軽減を図っていきたいと、同社のテレビ電話による実証実験を実施する運びとなった。

実証期間は5月21日~7月31日(2カ月程度を予定)。実証場所は、住宅型有料老人ホーム「ハイマート桑の実」、サービス付き高齢者向け住宅「ハイマート橘」、「ケアハウスどんぐり」、「グループホームどんぐり」。

チカク / 豊資会グループ