2022年05月19日 19:00
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FCNTは、遠隔から河川やため池などの現場の状態を効率的に監視し、有事の際の迅速な対応につなげる「水位検知ソリューション」を開発した。

近年の急速な地球温暖化による環境変化に伴い、洪水被害による被害額も、2015年の3900億円から、2019年では2兆1800億円に拡大。国土強靭化に向けた対策は、喫緊の課題となっている。河川の氾濫被害は1級河川以外の小規模河川やため池、用水路でも発生しており、水位レベルを定点観測するリアルタイムでの監視と、どこからでも安全に状況を把握できる遠隔監視のニーズが高まっている。

本ソリューションはDSR Corporationとの共同開発によるもの。活用したのは、FCNTのエッジAIカメラ上で動作する、水位レベルを画像処理で検知するAI技術。また、夜間でも現場の状況が明るく鮮明に見える、河川などの監視に適した画質調整機能。そして、水位レベルの変化を時系列でグラフ化して可視化する機能と、水位測定時の現場の画像を記録するクラウドを組み合わせた、FCNTのエッジAIソリューションとなっている。

加えて、太陽光発電のみで駆動できる省電力なシステム設計を実現した。電源の供給ができない場所でも設置できる利便性に加え、再生可能エネルギーのみで、24時間365日利用可能。同社は、河川やため池などの氾濫に代表される自然災害の防災・減災の実現と、災害に負けない強靭な社会づくりへの貢献に向け、2022年度に本ソリューションの商用化を目指す。詳しくはこちら