2022年05月18日 12:14

石田データサービスは、積算見積の知識がない人にも営繕・住宅工事の経費計算を可能にする、公共工事経費計算ツール「Smart-S」を5月10日に発売した。

「Smart-S」は、クライアントの声から生まれた。一般競争入札で落札するためには仕様を満たす見積を作成し、低入札調査基準価格もしくは最低制限価格を踏まえて、競合する業者の中でもっとも低い価格になるよう入札価格を調整しなければならない。しかし、落札できなければ、入札準備にかけた時間や労務コストは回収できずに終わる。寸暇を割いて入札に参加している設備業者の人々から、「経費計算の逆算だけでもできると助かる」という切実な要望があった。こうした声を受け、「Smart-S」は見積担当以外の人でも簡単に経費計算ができ、入札対策に活用できるツールをめざして開発された。

「Smart-S」は、「順算、逆算を選択する」「工事種別、条件、順算:項目金額、逆算:予定価格・変動要素を入力する」「Smart-Sの自動計算により、経費計算完了」の3ステップ。こうじやさんシリーズの連携により、「Smart-S」の計算結果を工事積算見積システム「本丸EXv2」で作成した見積内容に反映させることができる。経費計算を効率化することで、見積担当者および経理担当者の負担軽減、入札価格の精度向上と入札準備の効率化を実現する。

販売価格は6万円、次年度以降1万2000円(いずれも税別)。販売方法は、直接販売および販売代理店。

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