2022年05月13日 15:44

イクシスは、4月1日、「道路AI解析サービス」として、道路面ひび割れ解析、およびガードレール支柱の錆解析のサービスをリリースした。

これまでの道路点検は、点検員による近接目視が基本であり、生産性・安全性の点で課題を持っていた。同サービスは、この課題に対し、一般車両に搭載する市販ドライブレコーダーで車両走行中に撮影した動画を、イクシスが強みを持つインフラ向けAIで解析することで、生産性・安全性を向上させた道路点検を実現するものだ。

道路ひび割れ解析は、一般車両に搭載した市販のドライブレコーダーで取得した動画に対し、イクシスのAIによる自動解析を行うことで、道路舗装面のひび割れの1次スクリーニングを行うもの。一般車両による点検が可能なことから、例えば業務などの用途で日常的に走行する車両を活用して、定期的な点検が可能となる。路面の劣化状態の可視化レポートも、パノラマ表示などが可能。なお劣化区分けのレポートは、日本無線との共同開発となる。また、これまでのガードレール点検は近接目視点検が基本であり、安全性の確保や交通規制の必要性など、生産性、安全性の点で課題があった。イクシスのガードレール支柱解析ソリューションは、一般車両に搭載した市販のビデオレコーダーを用いて進行方向に対して側方を撮影し、その映像をイクシスのAIが解析してガードレールの支柱や、支柱の錆を検出するもの。走行中の車両から撮影でき、解析もAIが行うので、融雪剤等の影響で支柱の根元が錆びている区間を一次スクリーニングする際等、生産性や安全性を向上することができる。

イクシス