2022年04月28日 19:37

全国森林組合連合会は、木製ハンガー専門メーカーである中田工芸と協力して、品質の良い環境に配慮した国産ハンガーを製作・販売するプロジェクトを、5月2日より「CAMPFIRE」にて開始する。

海外のレッドシダー(米杉)などは抗菌作用があることから、シューツリーやハンガーに使用されており、日本にも輸入品が多数入ってきていることに注目。そこで国産のスギにも抗菌作用があり、軟らかく粘りのあるためハンガーと相性がいいのではと考えた。

今回製作するハンガーは、熊本県の小国町森林組合が用意する、品質の良い阿蘇小国杉に、自然エネルギーを利用した地熱乾燥というエコな木材乾燥を行ったもの。杉の美しい木目を最大限に活かすことで、服をより美しく保管してくれる、地球にも優しいハンガーとなっている。制作されたのは、スーツハンガーやジャケットハンガーと呼ばれる、スラックス等を掛けるバーが付いたタイプ。クリア塗装したハンガーと、無垢のハンガーの2種類を、リターンとして準備する。

国産材を使うことは国内林業の活性に繋がる。また森林の公益的機能を発揮させ、土砂災害や河川の氾濫等の防止や、山村等の地域活力の底上げ、二酸化炭素吸収という面では地球温暖化にも貢献する。そのような中で、一般消費者が日々実際に手に取って国産スギの良さを知ってもらうと同時に、日本の森林の現状に興味を持ってもらえることを期待する。プロジェクト詳細はこちら