2022年04月28日 12:51

愛知県豊橋市では、実際の公共施設整備を題材とした学生コンペティション「とよはし公共建築学生チャレンジコンペティション」を開催する。本コンペティションは、学生に自らのアイデアを実現する公共建築の企画・設計段階のプロセスに参加してもらう取り組み。若者の将来の夢への支援と、本誌の公共営繕に対する関心をはぐくむことを目的としている。

コンペティションでは、一次審査で8案程度を選び、最終審査に向けて審査委員会から助言を提示する。最終審査では、修正案のプレゼンテーションと質疑応答を公開で行い、最優秀賞、優秀賞、特別賞、高校生奨励賞を表彰する。

次に、選考された上位3者の学生は「建築計画検討ワーキング会議」に参加。「アドバイザー」の指導のもと関係者と意見交換しながら、それぞれの提案内容を建築計画案として具体化する。次いで、実現性が高く最も効果的な提案を設計方針に採用。採用された学生は、別途市が選定する設計事務所が行う設計の段階で、業務に参加する。

今回のコンペティションでは、子どもの為の空間設計を多く手がけている「手塚貴晴さん+手塚由比さん」が、アドバイザーとして参加。コンペの企画監修・審査委員、建築計画検討ワーキング会議における建築計画案作成の技術指導や基本設計段階での助言を行う。自分のアイデアが実現されるだけでなく、世界的に評価されている有名建築家のアドバイスを受けられるまたとないチャンスとなる。詳しくはこちら