2022年04月25日 12:05

朝日新聞社が主催する「第26回手塚治虫文化賞」は、受賞作・受賞者を決定した。

「手塚治虫文化賞」は、日本のマンガ文化の発展、向上に大きな役割を果たした手塚治虫さんの業績を記念し、志を継いでマンガ文化の健全な発展に寄与することを目的に、朝日新聞社が1997年に創設した。年間を通じて最も優れた作品に贈る「マンガ大賞」のほか、「新生賞」「短編賞」「特別賞」があり、正賞の鉄腕アトム像と副賞(大賞200万円、その他100万円)が贈られる。

「第26回手塚治虫文化賞」のマンガ大賞(年間のベスト作品)は、「チ。―地球の運動についてー」(小学館)魚豊さんに決定した。贈呈式は、6月2日に東京・築地の浜離宮朝日ホールで開催。従来の紙だけでなくデジタル世界への進出が盛んなマンガ媒体の現状などについて語り合う記念イベントも予定しており、贈呈式・記念イベントには一般参加者200人を募集する。

記念のトークイベントは、「マンガ媒体の変遷」がテーマ。講談社コミックDAYSの井上威朗編集長が登場。出版社や編集者、作家の視点などを通じてエピソードを織り交ぜながら語ってもらう。聞き手は高橋みなみ選考委員。朝日新聞東京本社文化部の黒田健朗記者が進行を務める。来場者には、受賞者の描き下ろしやメッセージ、社外選考委員の選評などを収めた記念小冊子とオリジナル記念ピンバッジ(マグマ大使)をセットでプレゼントする。

贈呈式・記念イベント日時は6月2日14時~16時。申込み締め切りは5月11日。場所は浜離宮朝日ホール(東京・築地)。

手塚治虫文化賞 / 贈呈式・記念イベント応募ページ