2022年04月15日 16:06

エクサウィザーズ子会社のエクサホームケアが、神奈川県藤沢市と共同で、デジタルを利活用した非接触での新しい多職種連携の実現に向けた実証事業を開始した。

「デジタル田園都市国家構想」の実現に向け、自治体における介護のデジタル化・DX推進の社会的要請がより強くなっている。しかし、理学療法士や作業療法士等の専門職の人手不足は一層深刻化。先ずはデータを利活用した科学的介護の実践や、遠隔技術による業務効率化の実現が必要不可欠。

このような背景のもと、エクサホームケアはデジタルを利活用した非接触での新しい情報連携の実現に向け、藤沢市と共同で歩行分析AIサービス「CareWiz トルト」を活用した実証事業を開始した。「CareWiz トルト」は高齢者に対し自立支援サービスを提供する関連事業者を、AIでサポートするサービス。日常的に動画を撮ることで、利用者の変化を見える化。利用者や家族の満足度向上に、また、スタッフ間で動画を通した意思疎通を図ることで情報連携の円滑化を実現する。

本取り組みでは、藤沢市に所属する介護事業所に実証事業期間中「CareWiz トルト」を無償で提供し、歩行解析及び共有機能を多職種連携に活用。同市における介護現場の間接業務の短縮に伴う、直接ケア業務時間の拡大及びタイムリーかつわかりやすい情報連携による在宅医療・介護サービスの質の向上を図る。これにより、同市に所属する介護事業所の情報連携コストを下げながら、利用者の健康状態維持を両立することを目指す。