2022年03月14日 12:03

シブヤフォント、渋谷区、専門学校桑沢デザイン研究所、渋谷区内の障がい者支援事業所が連携して取り組む「シブヤフォント」は、内閣府「第4回 日本オープンイノベーション大賞」選考委員会特別賞を受賞した。

渋谷区内に暮らし働く障がいのある人が描いた文字や絵をもとに、専門学校桑沢デザイン研究所の学生が、彼らと協働しながらフォントやパターンデータを制作(3月時点400種以上)。それらを渋谷区公認のパブリックデータ「シブヤフォント」とし、誰でも利用できるよう公式サイトで公開している。また、「シブヤフォント」は様々な商品に採用され、その売上の一部を渋谷区内の障がい者支援事業所に還元している。「共に制作する」「気軽に使える」「商品に採用する」という誰でも参加できるデータの特性を活かして、渋谷区のダイバーシティ&インクルージョンの理念を広げている。

「日本オープンイノベーション大賞」とは、日本におけるオープンイノベーションを推進するために、今後のロールモデルとして期待される先導性や独創性の高い取組を表彰している。「シブヤフォント」は、創作活動を通じた障がい者支援事業所と地域とのつながりの創出、またパブリックデータとしての無料利用と商業利用におけるデータ利用料の障がい者支援事業所への還元など、SDGsに資するプロジェクトとして高く評価された。

「シブヤフォント」公式サイト / 日本オープンイノベーション大賞