2022年03月02日 15:00

サンゴの島の小さな出版社「絵本スタジオ アコークロー」は、沖縄県うるま市に3月3日、一棟貸しの会員制ブックホテル「浜比嘉(はまひが)別邸」をグランドオープンした。

同ホテルは、100歳の女性が丁寧に暮らしていた古民家を、「海と本とお昼寝の宿」をコンセプトに、ブックホテルとしてリノベーション。一日一組限定で一棟貸し切りのため、他の宿泊客と一緒になることもない。エントランスにある、オーナーや出版社のおよそ1500冊の蔵書はもちろんすべて読み放題。事前に送られてくるアンケートに回答するだけで、さまざまなジャンルの本の中から、本のプロであるオーナーが自分にお薦めの本を3冊選書してくれる「選書サービス」も。

「浜比嘉別邸」は住所は非公開だが、屋上からは絶景の海が見える抜群のロケーションにあり、ビーチはホテルから徒歩3分という近さ。夕暮れ時、ビール片手に海へ歩けば、そこは沖縄きっての夕陽の名所。天気が良ければ、海も空も真っ赤に染まり、幻想的な景色に包まれる。本の扱いさえ注意すれば、小さな子どもとの宿泊も可能。キッズルームには押し入れに秘密基地があったり、300冊以上の絵本やぬいぐるみ、木のおもちゃも用意している。

食事はオーナーおすすめの出張シェフを呼び、沖縄のやちむん(お皿)で、沖縄食材を使ったフルコースを楽しむプランが人気。システムキッチン、調理器具、基本的な調味料も完備しており、自炊することで「離島ぐらし体験」を楽しむことも可能。詳しくはこちら