2022年02月16日 19:02

アイモバイルが運営するふるさと納税サイト「ふるなび」が北海道白糠町の、赤潮被害軽減、鹿害被害の解決を目的とした2つのクラウドファンディングプロジェクトへの寄附受付を開始した。
近年における白糠町の漁業は、記録的な漁獲の不振が続いており、豊かな海の恵みで栄えたはずの白糠町は、衰退の一途をたどり始めている。また、太平洋沿岸を中心に道東で初めて赤潮が発生し、甚大な漁業被害が生じるなど、過去に経験をしたことのない事態に陥っていいる。これらの問題を解決するための一つの手段として、白糠海域の海水のモニタリング調査を継続的に実施することとした。
このプロジェクトで受けた寄附は、センサーの購入費用に活用される。このセンサーで測れるものは水温・塩分濃度・溶存酸素量(DO)で、海中で何が起こっているかを分析する。
北海道には「えぞ鹿」がおり、その特徴は体長約2m体重150kgととても大きく、国内最大級の草食動物。一見可愛い鹿に思えるが、白糠町を含む道東ではえぞ鹿による深刻な被害が出ている。これまでにも農家を中心に出資して柵を作ったり頭数管理を行ってきたが、被害により減収している今、対策資金の捻出に大変困っている。このプロジェクトで受けた寄附は、農家へ支援やエゾシカ対策(柵の新設や延長等)へ活用される。