2022年01月13日 10:00

スカラコミュニケーションズは、MS&ADインシュアランスグループの三井住友海上火災保険、デザミスとの共創プロジェクトとして、畜産業界初となる、獣医師と農家の家畜診療におけるコミュニケーションシーンをデジタルで支援する診療サポートサービス「U−メディカルサポート」の開発を開始した。

同システムは、IoTとAIを活用した牛の行動モニタリングシステム「U-motion」と連携し、診療後の牛個体の診療経過を、手元のスマートフォンやパソコンで確認できるようになる。また、診療をサポートするメモ機能や電子カルテ作成機能、現症や薬剤等の各種マスタ機能、農家や牛個体情報の検索機能のほか、農家向けFAQやチャットボット等の実装を予定している。今後も更に新機能を追加し、獣医師や農家の課題解決につながるサービスの開発・提供を目指す。

多くの獣医師は、診療メモ作成やカルテ作成等の診療関連業務に時間を取られており、業務効率化が課題となっている。こうした中、タブレットやスマートフォンを使って診療のサポートを行うことにより、診療時間の短縮や業務効率化を目指す。また、獣医師と農家のやり取りは主に電話やFAX、郵送、SNS等で行われており、データベース化しづらい構造になっていたため、畜産業界でもあらゆるデータを分析でき、事実に基づいて戦略を実行できるよう、業界の更なる発展に貢献していく。

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