2022年01月12日 15:11

IP-RoBoは、商標の登録可能性、使用による侵害リスク等の商標調査を支援する人工知能サービス「TM-RoBo(ティーエム・ロボ)」を、外部システムと連携するための連携機能を開発。TM-RoBoの追加機能として提供する。

「TM-RoBo」では、特許庁、裁判所等の専門家の判断を機械学習した人工知能が、専門家と同等レベルの精度で調査商標の登録可能性等を数値化して表示。2018年4月にリリースされ、その後も新機能を順次追加。特に、2020年7月にリリースした「商標判定機能」は、外観どおりの文字商標を入力することで、AIが称呼付与と登録商標等との称呼類似度を数値化するなど世界でも類を見ない画期的な機能となった。

しかし、これまでのTM-RoBoは、独立したシステムとして入出力を行う必要があり、ユーザーが商標管理システムを別途利用している場合は、両システム間のデータを手入力する必要があった。また、機能追加によりTM-RoBoが判定時に出力するデータ自体が増加。TM-RoBoの判定結果を商標管理システム上で管理したいユーザにとっては、両システム間におけるデータのやりとりを行うことが大きな負担になっていた。

「システム連携機能」を導入することで、すでに使用している商標管理システムを介してTM-RoBoを利用することができるようになる。それにより、調査データやTM-RoBoの判定結果等のデータ管理をひとつの商標管理システムで一元管理することを実現。更なる業務効率の改善を実現することを可能とする。