2022年01月07日 15:37

アイダ設計が運営する「プレカット事業部 茨城工場」は、アメリカ建築家協会日本支部が主宰するデザイン賞「AIA Japan Design Awards」を受賞した。

「AIA Japan Design Awards」は、AIA Japan(アメリカ建築家協会日本支部)のメンバーのうち、最も優れた取り組み、革新的な考え方、優れたデザインに対して贈られる賞。今回は、建築界のノーベル賞と言われるプリッツカー賞を受賞している建築家「槇文彦」さん設計の「インド ビハール博物館」と並んでの受賞となった。

同工場のデザインは、建築家の宮下信顕さん(エムアールスタジオ)の監修を受け、木材の加工プロセスそのものを建築化する事がデザインの手がかりとなっている。生産プロセスは、「世界中から集められた高品質の集成材の塊に、正確な精度管理によってカッターを入れ、必要な部品を無駄なく取り出す」というシンプルなもの。

工場全体のデザインによって可視化する事を意図し、プレカット技術の高さ=住宅品質の高さを象徴するものとして、外観からインテリアの細部に至るまで一貫したデザインを展開。機能面では、新たに最新鋭の加工機を導入し、様々なデザインや間取りに対応した特殊加工が可能に。また、生産管理システムの導入や機械の自動化により、加工精度の向上と省人化を実現した。