2022年01月05日 15:58

森庄銘木産業は、2022年1月と2月に宇陀市と共同で狩猟体験イベントを開催する。本イベントは、狩猟サポートサービス「かりつなぎ」開始に向けた実証実験として実施。イベントを通じて、獣害被害低減と地域の狩猟関係人口の拡大を目指す。

「かりつなぎ」サービスは、今まで狩猟になじみの薄かっ人に狩猟を体験してもらい、狩猟を始めたい人と獣害に悩む林業家・農家とを将来的につなぐことを目指すサービス。これまでの聞き取り・アンケート調査で、狩猟を始める際に狩猟技術の実地経験を積む機会を得にくいことや、狩猟道具を揃えるのが大変といった課題を抱えている人が多く見つかった。そうした課題を解決し、地域住民や地域で働く人たちが狩猟に参加できる環境を提供する。

宇陀市内の山林では獣害が確認されており、獣害被害箇所に赤外線カメラを設置した。林業や森林環境への被害をもたらす鹿が多数確認されたことから、2021年12月に、実際に罠で鹿を捕獲し、解体。このたびのイベントでは、狩猟免許を取得していない人、免許を取得したものの狩猟経験の少ない人等に向けて、山林に設置した罠の見回りやアニマルトラッキング(狩猟動物の痕跡の確認)、止め刺し・解体や鹿肉料理を体験する機会を提供。宇陀市内で新たに狩猟を始めようとしている人をサポートし、宇陀市内の狩猟関係人口の増加促進、鹿による林業被害の低減を目指す。

本イベントへの参加受付は、2022年1月5日から開始する。募集人数は10名。参加費3000円(イベント傷害保険代含む)。詳しくはこちら