2021年12月16日 12:04

グランドグリーンは、愛知県豊橋市に新たな研究拠点となる豊橋第1研究農場を開設した。

名古屋大学発ベンチャーの同社は、食農分野を取り巻く様々な課題に対するソリューションとして、独自の異科接木技術やゲノム編集技術等の最新バイテク技術の提供を開始している。特に、ゲノム編集においては、専門性の高いチームと独自のゲノム編集技術(特許出願中)を活用し、標的遺伝子の探索~種苗の創出まで一気通貫のサービスを提供している。

今回、研究農場を設けた豊橋市は、概ね平坦な地形と穏やかな気候に恵まれ、露地、施設野菜、果樹など様々な農業経営が行われており、国内でも有数の園芸産地。また、「食と農のまち・豊橋」としてスタートアップとの共創環境づくりを推進している。今回の研究農場の開設によって、多様化する品種・研究へのニーズに今まで以上に柔軟に、かつ迅速に対応することが可能になるとともに、地域の企業、農業者の人々とも連携を強化していく。今後、愛知県名古屋市の本社ラボ施設と豊橋市の研究農場を活用し、気候変動、農の担い手不足、多様化する食へのニーズなど、食農分野を取り巻く様々な課題に対するソリューション提供をさらに加速させていく。

敷地面積は約2000平方メートル。ガラス温室は約1600平方メートル(3連棟)。主な試験品目はエゴマ、レタス等。遺伝子組み換え作物に該当する植物の栽培は行わない。

グランドグリーン