2021年12月09日 15:12

三菱地所と中川政七商店は、三菱地所が東京駅日本橋口前に位置する常盤橋街区で開発を進めている「TOKYO TORCH」において、新プロジェクト「アナザー・ジャパン」を始動する。

コンセプトは、「私たちがつくる、もうひとつの日本」。学生が地方に赴き、仕入れや収支管理、店舗づくり、プロモーション、接客を自ら考えて実践する新たな教育モデルを展開。また学生と地元企業をつなぐことで、地方での就職・起業など東京から日本各地への新しい価値還元の仕組みを創出する。

従来のアルバイト・インターンシップの課題は、学生に与えられる裁量の幅が限定的なことにあった。経営的な意思決定に関わり、成果に本気でこだわる機会が少ないのが現状。本プロジェクトでは三菱地所がプラットフォーム提供をするとともに事業立ち上げに関わる経営を学生に託す。また中川政七商店が小売業のノウハウ提供およびメンターとして学生の経営に伴走。より多くの学生が経営に参加するチャンスを生み出す。

アナザー・ジャパンは、約5年の歳月をかけ育てていく中長期型プロジェクト。12月9日より第1期生を募集。採用・教育を経て、2022年8月に約40坪の第1期店舗をTOKYO TORCH D棟1階に開業する。2027年度には約400坪の第2期店舗をTorch Towerに開業予定。第1期店舗では日本全国を6ブロックに分け、1年を通し2カ月単位で特集地域を切り替えていく。また第2期店舗では、47都道府県すべての地域産品を、約400坪の店内で常時展開する。詳しくはこちら