2021年11月25日 09:53

新国立劇場は、主催公演等の映像配信を行うプラットフォーム「新国デジタルシアター」を開設した。

2020年の春以降、新国立劇場では、新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの公演中止を余儀なくされたが、その間新たな試みとして公演映像のオンライン配信を行ってきた。2020年4月の第1回目の緊急事態宣言下の活動自粛期間中に、「巣ごもりシアター」と題して、計10作品のオペラ・バレエ作品を配信、延べ25万回もの視聴回数を集めた。また、無観客開催の要請を受けた5月のバレエ公演「コッペリア」では、全4キャストの公演をライブ配信し、4日間の最大同時視聴者数として約16万7000人を記録した。これらの反響を経て、映像という形で舞台芸術を人々に届ける「新国デジタルシアター」を開設することとした。

小さな子どもから年配の人まで、時や場所を選ばずに、より自由な形で舞台芸術を楽しめる「新国デジタルシアター」が、新国立劇場と多くの人々の出会いの場となることを目指し、今後、新国立劇場の多彩な舞台作品を映像で届けていく。今回、年末年始特別配信として、クリスマスイブより3週間、オペラ「セビリアの理髪師」、演劇「消えていくなら朝」の2作品の公演映像を年末年始特別配信として無料で配信。12月~1月に上演するバレエ「くるみ割り人形」と合わせて、2021年~2022年の年末年始は新国立劇場のオペラ、バレエ、演劇作品を、劇場でも配信でも楽しめる。

配信期間は12月24日15時~2022年1月14日14時。

「新国デジタルシアター」案内ページ