2021年11月16日 12:42

MatrixFlowは、AIで事業系食品ロス324万トンを0にする「AI0プロジェクト」を始動する。
同社は、「テクノロジーで世界をつくる」をミッションとするAIベンチャー。現状の食料廃棄の状況を見てみると、食べられる部分が捨てられている「食品ロス」の量は年間600万t(2018年度推計値)と言われており、そのうち過半数の324万tは事業系食品ロスが占めている。AIを活用した食品ロスを減らす対策としては、これまで需要予測と適正価格予測が主な打ち手だったが、これでは食品ロスを一面的な方向からしか削減できず、SDGs達成のためには、より柔軟かつ多面的に食品ロスを削減することが求められている。そこで、ビジネスのためのAI活用プラットフォーム「MatrixFlow」を提供する同社は、ノーコードで現場にあった多種多様なAIを作れる強みを生かし、柔軟な発想で様々な角度から食品ロスを減らす「AI0プロジェクト」を始動するに至った。
「AI0プロジェクト」は、食品ロスの課題を抱える事業者とそれらの課題を解決する最先端の技術をもつ事業者がパートナーシップを組むことで、日本の事業系食品ロスを0にするという取り組み。同プロジェクトのパートナーになった場合、「食品ロスを減らすことができる」「パートナー限定の実証実験用ライセンスを使える(需要予測、適性価格予測、組み合わせ最適化、異常検知)」「情報交換できるネットワークが広がる」といったメリットがある。
プロジェクトの開始に伴い、共に食品ロス削減を目指す共同パートナーの募集も開始する。