2021年11月09日 09:21

東京二期会は、2022年9月~2023年7月に開催予定となる2022-2023シーズンのオペラ・ラインアップを公開した。

二期会は、2022年に創立70周年を迎える。それにちなんで、記念の年を中心に2021年から2023年にかけての3か年のオペラ公演を「二期会創立70周年記念公演シリーズ」と銘打ち、二期会のみならず日本のオペラ文化の継承と進化となるような公演活動を行っている。

今回発表したシーズンでは、プッチーニ「蝶々夫人」「トゥーランドット」、ヴェルディ「椿姫」、オッフェンバック「天国と地獄」といった、オペラ、オペレッタの人気ランキングで常に上位に入る名作が続々と登場する。これからオペラを鑑賞しようとするエントリー層の人にも触れてもらいたい作品だ。二期会では、名作の魅力をより多くの人に伝え、ひとりでも多くの人が、豊饒なオペラ文化に触れて、人生を豊かなものにしてくれることを願っている。

同時に、新しい取り組みにもチャレンジ。2023年2月にはジュネーヴ大劇場とマンチェスター国際芸術祭との共同制作により同シーズン最大のプロダクション「トゥーランドット」を新制作する。ダニエル・クレーマーが日本初演出を果たすとともに、国際的に高い評価を受けている学際的アート集団チームラボが参画。新しい「総合芸術」を創造する。また、映像と照明を駆使したセミ・ステージ形式で、独自性をもった演目を提供しているBunkamura共同主催による「東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ」では、R.シュトラウス後期のオペラ「平和の日」を日本初演する。

東京二期会