2021年10月22日 12:42

うずしお食品では、クラウドファンディングサイトCAMPFIREにて開始した「わかめの廃棄をなくし、環境保護と地域活性化につなげる新商品開発」プロジェクトが目標金額を達成した。10月22日より、四国の美味を取り扱うオンラインショップにて「鳴門わかめのからだにやさしい塩」の発売を開始する。

本プロジェクトは「美味しく食べられるのに商品にならない『わかめの現状』を変え、フードロスをなくしたい」という思いから立ち上げられた。そこから生まれた新商品が「鳴門わかめのからだにやさしい塩」。

わかめを商品化する際には、商品選別の工程で未活用の部分が出るが、こうした部分や規格外品とされたものは、見た目だけの問題で、一般的には廃棄されている。毎日わかめと向き合うなかで、無駄に廃棄されている現状を変えたいという強い思いから、同社では本プロジェクトを開始。それまで廃棄されていた部分をパウダー状に加工することで「鳴門わかめのからだにやさしい塩」が完成した。

特長としては、塩味を感じるのに食塩相当量が低いという点が挙げられる。一般的に市販されている塩の食塩相当量は約95%以上だが、本商品の食塩相当量は約50%。塩分は抑えているが、わかめに含まれるミネラルは失わず、食物繊維は豊富なまま。同社では、わかめが苦手な人や食べる機会が少ない子どものいる家庭、塩分が気になり出したパートナーや中高年の人々へ、特にお勧めしたいとしている。