2021年10月22日 09:00

日本航空(JAL)は、大阪府が行う「空飛ぶクルマの実現に向けた実証実験」に採択され、大阪でヘリコプターを活用した環境調査を実施する。

JALは、2025年度に空飛ぶクルマを用いたエアタクシー事業の開始を目指しており、同年に開催される大阪・関西万博では会場の夢洲周辺を空から眺める遊覧飛行や、会場と関西国際空港などを結ぶエアタクシーサービスを計画している。

今回の環境調査では、実運用を想定した検証(11月実施予定)により、大阪・関西万博会場である夢洲上空を実際にヘリコプターで飛行し、飛行環境や地上設備に関する制約の調査などを通じて、多様な機体が共存できる運航環境の構築に繋げていく。また、社会受容性の検証(2022年2月実施予定)では、JALと共に空飛ぶクルマの社会実装に向けた大阪ラウンドテーブルに参画しているVolocopter社と協力し、大阪上空でのヘリコプターによる飛行風景と、空飛ぶクルマの機内風景を組み合わせたバーチャルフライトを、全国の自治体の人々などに体験してもらう。多くの人々に空飛ぶクルマを身近に感じて、もらうとともに、バーチャルフライト体験前後に行うアンケートにより顧客期待度の調査を行い、今後の大阪エリアでの空飛ぶクルマ実現に活かす。

JALは同プロジェクトで得られた結果を大阪ラウンドテーブルとも連携し、大阪が目指す空飛ぶクルマの飛行の実現実装・普及に貢献していく。

実施時期は11月~2022年2月。

「JAL DRONE/AIRTAXI」WEBサイト