東芝インフラシステムズのIoTセキュリティソリューション「CYTHEMIS(TM)」（サイテミス）のデバイス30台と管理システムが、東京農工大学に採用された。

農工大は、大学の設備機器の共用利用やリモート化・スマート化により、協力大学・高専等と連携することで研究基盤の強化・革新を進めている。本活動にあたり、設備機器のネットワーク化が必要だが「レガシー機器のネットワーク化に困っている」「セキュリティ面の不安がある」といった課題があった。

そこで、ネットワークに接続しづらいレガシーな機器でも、外付けのデバイスを使ってセキュアな通信を実現し、かつ外部からの不正侵入や内部における脅威の拡散を防ぐCYTHEMIS™の機能を活用することで、課題を解決。9月から運用実証を行い、セキュアな環境を構築して大学の大型分析機器の共有化や研究開発のリモート化を支援する。

CYTHEMIS™は、小型のハードウェアデバイスと、それを管理するシステムのパッケージソリューション。セキュリティ対策を取りにくいPCや機器をサイバー攻撃から守りつつ、IoT化により、通信させたい先までのセキュアなネットワークを実現する。外付けのエンドポイントソリューションであるため、OSの種類やバージョンに依存せず、セキュリティソフト等がインストール出来ないレガシー機器にも適用可能。様々な環境下に導入することができる。