2021年10月20日 16:27

ネクイノは、女性用トイレにて専用アプリをダウンロードしたスマートフォンをかざすだけで生理用ナプキンを受け取ることができるデバイスの開発をスタートする。女性の経済的な負担軽減やジェンダーギャップ解消へ向け、より本質的な女性の課題解決を目指し、2022年1月以降にβ版を用いた実証実験を開始。同年3月より提供開始を予定している。

同社では、同社が運営するオンライン診察でピルを処方するアプリ「スマルナ」のユーザー2428名へアンケートを実施。その結果、「ナプキンの金銭的負担を感じる」が55%、「手元になくて困った経験がある」が74%となった。また、生理用ナプキンの持ち運びや手元になくて困ったという実際の経験談も多く寄せられた。「トイレの個室内に無料で生理用ナプキンを受け取ることができるサービスがあれば利用したいと思いますか?」という問いに対しては、95%が利用したいと回答した。

本事業においては、トイレというプライベートな個室空間の特性を活かし、画面を通して双方向のコミュニケーション接点を実装する。

生理用ナプキンは、その性質上、突如として必要となるケースを防ぐことができず、元来から解決が望まれていた大きな課題の一つ。同社ではフェムテックを通し、女性の生き方をより豊かにしていくことに貢献するため、本取り組みへ参画。顕在化している女性課題に向き合い、フェムテック市場の活性化を推進する。