2021年10月19日 18:33

パナソニックシステムソリューションズジャパンは、10月20日より始まるオンライン資格確認の本格運用に向けて、パナソニックの「顔認証付きカードリーダー(マイナンバーカード対応)」が全国の医療機関(病院・医療診療所・歯科診療所)や薬局に、約7万台採用された。世界最高水準の顔認証技術とユーザーに寄り添ったデザインの端末で、マイナンバーカードを活用した国民の健康管理と医療現場の効率化に役立っていく。

今回の本格運用の開始に伴い、システムを導入した医療機関・薬局の医師や薬剤師は、同意を得た患者の特定健診(40~74歳までを対象とした生活習慣病予防等のための健診)や薬剤情報(医療機関を受診し薬局で受け取った薬の情報)を閲覧できるようになる。

これまで患者は、過去に処方された薬や特定健診等の情報を医師や薬剤師に正確に伝えることが困難だったが、過去の薬や特定健診等のデータの提供に患者が同意することで、口頭で説明する必要なく、正確に医師や薬剤師に伝わる。さらに、患者一人一人のデータを考慮したうえで診察・薬の処方をしてもらえるため、より適切な医療が受けられる。

10月中には、患者自身もマイナポータル(マイナンバーカードを使った様々な行政の手続やお知らせの確認がオンラインで24時間可能なWebサイト・アプリ)で特定健診情報や薬剤情報を閲覧することが可能になる。これにより、国民一人一人が自身の保健医療情報を把握し、必要な時に閲覧できるようになることで、データを元にした有効な健康管理に活用することができる。