2021年10月19日 12:34

Silent Voiceは、ソースネクストと共同で、聴覚障がいのある生徒(児童)の所属する学級へ、AIボイス筆談機「ポケトークmimi」の無償貸出を開始する。

「音のない声を社会のなかで見える化したい」Silent Voiceの社名にはそんな想いが込められている。ろう児・難聴児がコミュニケーションの壁を越えて夢を叶えていくために、教室型の総合学習塾「デフアカデミー」や全国対象のオンライン対話学習コミュニティ「サークルオー」を提供している。

ソースネクストの「ポケトーク mimi」シリーズは、話した音声をリアルタイムに文字に変換し、画面に表示できる筆談機。耳の遠い人に大声で話す必要も、文章を手で書く必要もない。話して画面を見せるだけで、快適な筆談ができる。耳の聞こえない・聞こえにくい人とのコミュニケーションを円滑にするIoT機器だ。

聴覚障がいのある子どもたちの多くは、学校生活で相手の口元を見て推測することで意思疎通を図っているが、コロナ禍ではマスクが口元を覆うため、誰が話しているかさえ分からない状況が生まれている。これにより教師の指導内容が理解できない、友人とうまくコミュニケーションが取れないなど、困難な状況が続いている。こうした生徒(児童)が周囲と円滑にコミュニケーションが取れるよう支援するため、両社は共同でプロジェクトを発足、ソースネクストは参加する全国の学校へ「ポケトークmimi」を無償貸出する。

端末利用希望学級の募集開始は10月18日。使用期間は11月~2022年3月末までの約5カ月間(最大300学級)。

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