2021年10月18日 11:32

OutNowは、読者と直接つながるニュースレター配信サービス「theLetter」正式版を10月18日より一般向けに提供開始する。

寄稿など媒体での執筆の記事単価は、デジタル化が進んだ一方で長年変化が少なく頭打ちであるため、ジャーナリストやライターなどの書き手は、執筆本数やコンサルティングやタレント業などの執筆以外の仕事量に依存した労働集約になりやすい。自身で発信していくにしても、収益化ノウハウの不足や炎上リスクの増加など、多くの課題がある。

「theLetter」の利用者は、ジャーナリストやライター、研究者、投資家、NPO運営者など多様。2020年7月より一部の書き手にのみ公開していたβ版ではすでに元NHK記者の相澤冬樹さん、食品ロスジャーナリストの井出留美さん、ルポライターの高橋ユキさんのような書き手が参画しており、1000人を超える月額有料読者が集まる書き手も出てきている。月額課金モデルは、数百人から1千人程度の有料読者がいれば、平均的なビジネスパーソンの月収を上回る。

「theLetter」は、集客や収益化に最適化したニュースレター配信を容易にするプロダクトと、書き手が集まるコミュニティ運営によって、書き手の現状の課題を解決。読み手の課金や購読状況によって閲覧制限を設けたり、アンケートや返信など読者と細かなやり取りができたりする部分がプロダクトの特徴だ。また、「theLetter」コミュニティでは、ノウハウ共有が行われていたり、書き手同士のコラボレーションのきっかけも提供する。

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