2021年10月18日 09:11

アッドスパイスは、静と質にこだわるシェアオフィス「閑居」を10月15日、京都にオープンした。

茶の世界には、「市中の山居」という言葉がある。当時の町衆は、商いと住まいの日常に、非日常の茶室をつくることで、心身の環境を整えていた。気持ちがあがり、グッと内へ向くことのできる場所。都市の喧騒の中にある静寂な空間は、今を生きる我々にとっても、必要だと考える。そこで、現代人のための市中の山居をしつらえた。

「閑居」は、シェアオフィスであり自習室である施設。全室個室空調、鍵付きの個室で、自分だけの集中空間が手に入る。室内には資料やパソコンも置け、ロッカー(有料)も完備。24時間利用できるので、会社や自宅だと集中できないという人をはじめ、自分だけの自習室としても利用できる。ひとり室には、音漏れがしにくいよう吸音材を使用しており、機密性の高い仕事の人にも適している。

内装デザインは茶室に見立て、色を切り替えるなど、落ち着いた空間を演出。大きい机のあるラウンジや日光浴ができる外土間があり、室内にはリラックスできるスペースがある。また、閑居の隣にある受付のある会議室を、無料で利用することも可能(日時に制限あり)。事業主の敷島住宅は、創業60年以上の住宅開発会社。シェア型物件に強い会社と提携し、しっかりとした運営体制が魅力だ。

月額賃料は、「ひとり室」2万7000円~2万9000円、「グループ室」4万8000円~6万1000円(すべて税別)。住所は、京都府京都市下京区新町通り下ル四条町366 四条敷島ビル1階。オープン日は10月15日。

閑居WEBサイト