2021年10月14日 14:36

朝日新聞出版は10月14日、週刊朝日ムック「さいごまで自宅で診てくれるいいお医者さん2022年版 コロナで注目!在宅医療ガイド」を発売した。本ムックでは、編集部が全国の在宅療養支援診療所に調査を実施し、看取り件数や緊急往診数などの実績とともに1518診療所の一覧を掲載している。

在宅医療をおこなう在宅療養支援診療所に対する本ムックの調査で、「コロナ前に比べて、在宅医療を希望する患者の数は増えていますか」と質問したところ、1043件の診療所のうち、46%が「増えた」と回答した。

本ムックの監修を務める長尾クリニックの長尾和宏医師は、「新型コロナウイルスが流行して以降、病院では面会の禁止、もしくは制限が続いている。夫婦でも、親子でも、たとえ近くに住んでいても、愛する人の死に目に会えない。それならばと、思い切って病院や施設から患者さんを自宅に連れて帰るという人が増えている」とコメント。

本ムックは、医師が自宅に往診してくれる在宅医療について、その始め方から費用まで、すべてを解説する。また、吉永小百合さんが在宅医を演じた映画「いのちの停車場」の舞台裏対談や上野千鶴子さんの「在宅ひとり死」インタビューを特集している。独自調査結果をまとめた全国1518件診療所リストでは、看取り件数や患者数、緊急往診数、常勤医師数などが一目でわかるようにした。診療所選びにも役立つ一冊。定価1100円(税込)。