2021年10月11日 08:23

難民支援協会は、10月30日・11月6日に2日間にわたり、「難民アシスタント養成講座」を開催する。

認定NPO法人難民支援協会は、1999年設立。「難民が新たな土地で安心して暮らせるように支え、ともに生きられる社会を実現する」ことをミッションとし活動している。最近では、入管法改正案や収容問題、オリンピック選手の庇護希望など、難民問題に関わるさまざまなニュースが報じられた。難民にかかわる問題は、もはやどこか遠い国の問題ではなく、私たちの住むここ日本で起こっている問題だ。日本には、東南アジアを初めてとして、アフリカや中東など、さまざまな国から難民が逃れてきている。一方で、日本政府は難民受け入れ、難民の保護に非常に消極的な姿勢を取っている。十分な公的支援もなく、困窮する難民の人々も多い。それに追い打ちをかけるように、コロナ禍でますます窮地に立たされている。

今日本で起こっている難民保護に関わる課題を知り、難民が社会の一員として暮らしていけるような受け入れのあり方や地域をつくっていくため、市民一人ひとりが考え、役割を担う事が大切になっている。「難民アシスタント養成講座」と題した同イベントは、今、日本でどのようなことが起きているか、さまざまな角度から難民の現状を学び、日本に住む私たちに何ができるか、難民受け入れに前向きな社会をどのように作っていくか、を人々とともに考える講座だ。

受講料は1万2000円(学生6000円)。開催方法はオンライン。日程は10月30日・11月6日全2日間。応募締切日は10月17日。

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