2021年10月07日 15:27

綿半ホールディングスのプライベートブランド製品である植物の花ラベルに、TBMの石灰石を主原料とする「LIMEX Sheet(ライメックスシート)」が採用された。LIMEXを使用した綿半のプライベートブランド用資材としては、ペットシーツの外装に続く第二弾となる。

LIMEXは、炭酸カルシウムなど無機物を50%以上含む、無機フィラー分散系の複合素材。石灰石は、資源輸入国である日本においても自給率100%、地球上に非常に豊富に存在する資源。また石灰石は、一般的なプラスチック(PP)と比較して同体積の焼却時にCO2を約58%排出削減出来るため、プラスチック代替素材の主原料として石灰石を用いることで、石油由来プラスチックの使用量を抑え(リデュース)、焼却時のCO2排出量を削減できる。

このたびは、ライフサイクルアセスメント(LCA)という科学的分析手法を用いて、製品の原材料調達から生産、流通、使用、廃棄に至るまでのライフサイクルにおける環境影響を算定し、素材開発に活用している。

世界40カ国以上で特許を取得しており、COPやG20の国際会議で紹介される他、日本の優れた技術として、UNIDO(国際連合工業開発機関)のサステナブル技術普及プラットフォームに登録されている。プラスチックや紙の代替製品を製造する際に使用する石油や水や森林資源など、枯渇リスクの高い資源の保全に貢献することが可能。詳しくはこちら