2021年09月27日 14:40

京都府福知山市は、TISと博報堂が共同開発した発想支援クラウドサービス「AIブレストスパーク」を利用し、廃校の活用アイデアをAIと考える全国初のワークショップを、11月1日に福知山市内で開催する。それに伴い、金融機関職員、福知山市職員とともに参加する、廃校への進出可能性のある事業者を募集することを発表した。

本ワークショップは、少子化等により統廃合が進む小学校の利活用を進める目的で行われるもの。2021年7月開催「福知山廃校マッチングバスツアー」に続く、京都銀行、京都北都信用金庫との連携による廃校活用の連続事業「廃校リノベーションバージョンアッププログラム」の第2弾となる。

全国的に少子化等により学校の統廃合が進むなか、福知山市では、2012年度から2020年度までに16校が閉校。同市では民間事業者による廃校の活用を進めており、既に3つの廃校での取り組みが始まりつつある。それとともに、昨年度廃校マッチングバスツアーの対象とした2つの廃校も優先交渉権者が決定しており、約1/3となる合計5つの廃校で民間事業者による活用が進んでいる。

2020年度からは「福知山廃校マッチングバスツアー」を実施。今年度は、前回よりマッチングの確度を高めるため、伴走支援型の「廃校リノベーションバージョンアッププログラム」として開催している。第1弾として「福知山廃校マッチングバスツアー」を7月に実施し、京阪神の事業者を中心に31名が参加、廃校活用につながる意見や意向が確認できた。プログラムは第5弾までを予定。詳しくはこちら