2021年09月22日 16:30

廃棄物業界の省力化・効率化に取り組むファンファーレは、ALL STAR SAAS FUND2 PTE. LTD(所在地:シンガポール)、Coral Capitalを引受先とした、総額1.5億円の資金調達を実施した。

同社は産業廃棄物業界の省力化を目的に、2020年9月より、AIを使って産業廃棄物の回収のための配車計画を自動で作成するSaaS「配車頭」を提供している。産業廃棄物業界における業務理解に強みを持つ同社は、業界内での認知が広がったことでプロダクトローンチ後も問い合わせや契約数が増加。そこで、産業廃棄物業界でのDX推進を加速させるべく、この度資金調達を実施した。今回調達した資金は、産業廃棄物業界独自の機能や要件に応えるための、開発組織の拡充やカスタマーサクセス体制の構築・強化にあてる予定。

ファンファーレCEO近藤志人さんは、「事業の社会的価値を高めていくためには、自分の身近な世界にだけ目を向けるだけではなく、社会への想像力を広げることが大切だと考えている。しかし、折角視界を広げて見つけた課題でも、持続的な価値提供をする力がなければ意味がない。そのため、私たちはビジネス推進力も同時に高めていく必要がある。今回の調達を通じて、開発・カスタマーサクセスの組織強化をし、更なるビジョン実現に向け進んでいきたい」と語った。